健康について

食事の大切さ

食事

多くの人が意識している『健康』

その中でも食事や運動は、健康な体を維持するために大切な役割があり、体の不調を訴える人が多い今、様々な場面で話題になることも増えてきました。

テレビやネットで簡単に情報が手に入る今の時代、知りえた情報を気軽に日常に取り入れることができます。

メディアにはすごい力があります。

『納豆がいい』と言えば店頭から納豆が消え、『鯖缶がいい』と言えば店頭から鯖缶が消えます。

健康になりたい、健康でいたいという人の願いが、このような状況を繰り返し引き起こしています。

スキムミルク・ココア・ヨーグルト・リンゴ・ナッツ・高野豆腐…

挙げだせばキリがないほどの食べ物がブームを起こし、そして消え去っていきました。

ところであなたは、メディアから得る情報に疑問を抱いたことはありませんか?

本当に体に必要なものであれば一時的なブームではなく、ずっと摂り続けようと思うもの。それがそうならないのはなぜでしょう。


森を見る

メディアで流れる内容を否定するつもりは全くありません。それが事実であることも否定しません。

ただ注意する点は、一つの食材の中の特定の栄養素だけを取り上げていることです。そしてその栄養素がメインとなり、体にいい働きをするような印象を与えてしまうことです。

一つの食材に一つの栄養素しか含まれていない、ということはあり得ません。取り上げられた栄養素の他にもたくさんの栄養素が含まれています。

人参にはベータカロチン・ビタミンC・ビタミンK・カリウム・カルシウム・パントテン酸…などの栄養素があり、ほうれん草にはカルシウム・マグネシウム・ビタミンC・ビタミンE…などの栄養素があるのです。

その中のどの栄養素を取り上げるかで、その食材への見方が変わってしまいます。

昔、『卵は完全食品で体にいいから摂った方がいい』と散々言われましたが、その後、『卵はコレステロールが高いからあまり食べない方がいい』と言われるようになりましたし、『食物繊維の多いものは便通を良くする』と言われたと思えば、『食物繊維は体に必要な栄養素まで排出してしまう』と言われることもあります。

自然のものは体にいいんです。

その中のこの栄養素がどうこう…と”個”で考えるのではなく、その食材全体…いや、食というものを”森を見る”ように捉えていってください。自然界のどの食材も素晴らしいものです。体に必要な栄養素が詰まっているからこそ存在しているのです。

なので何か一つを一時的に多く摂るのではなく、様々な食材を少しずつでも取り続けていった方が体は喜びます。

そして、短期的な変化を求めないことも大切です。人はすぐに結果を求め、その望みが叶えられないと努力をやめてしまうことがとても多いです。それが”一時的なブーム”となるのです。

人の体は食べるものを変えてすぐに変化を感じるものではありません。さらに言えば、『これを食べて健康になる』と考えるより、『不調和を起こしている体が正常に働き、本来の状態へと戻すための食事』を考えていく方が賢明です。


日本人は日本食を

日本食

世の中とても便利になりました。

いつでも好きな時に好きなものを食べられるという、とても恵まれた時代に私たちは生きています。

今日はカレーライス、今日はかつ丼、今日はハンバーグと、毎日ご馳走を食べているのが普通です。

食事は人間の欲の一つでもあり、楽しみでもあります。食の多国化が進み食卓が華やかになり、”食”という楽しみをより追求していくようになりました。

ですがその結果、生活習慣病やガンなど病気が増えてきているのも事実。生活習慣病はその昔、”成人病”と呼ばれ、大人がなるものだとされていましたが、その後子供も患うようになったため、”生活習慣病”と呼ばれるようになりました。

これには”食の内容”が大きく関係しています。

体は自分が食べたもので作られています。食というものは、それほど大きな影響力を持っているのです。

それにも関わらず、好きなものを好きなように食べていたのでは、栄養が大きく偏り体に必要な栄養が摂れず、徐々に体に不調をきたすようになります。

”身土不二”という言葉があるように、本来私たち人間は、その土地で摂れたものを食べるようになっています。それが一番体に合うのです。

日本人なら日本食・和食です。和食は日本人の体に合った伝統食。その土地土地の知恵や工夫が込められている素晴らしいものです。

人生において健康は宝です。毎日の食事は、その健康を保つのに大きな影響力を持っています。

日頃の食生活を見直し、昔のように和の食卓が当たり前の状態になるよう、意識を変えていきたいものです。